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亡くなった家族のSNS(X・Facebook等)やサブスクはどうなる?放置の危険性と削除方法

亡くなった家族のSNS(X・Facebook等)やサブスクはどうなる?放置の危険性と削除方法

急増する「デジタル遺品」の放置トラブル

家族が亡くなった後の手続きといえば、預貯金の解約や不動産の名義変更が思い浮かびますが、現代においてそれらと同じくらい重要になっているのが「デジタル遺品」の整理です。

報道によれば、スマートフォンやパソコンに残されたデータなどの「デジタル遺品」に関するトラブルは急増しており、過去8年間で相談件数がおよそ3倍に跳ね上がっています。

遺族の多くは、死後にスマホが開けず、ネット銀行の残高確認すらできないパニック状態に陥ります。本記事では、亡くなった方のSNSやサブスクリプションを放置した場合の実害を提示し、各プラットフォームにおける追悼アカウント化や退会手続きの煩雑さを解説します。

危険性1:クレジットカードの引き落としが止まらない(サブスク継続)

デジタル遺品の中で最も金銭的な実害に直結するのが、動画配信サービス(NetflixやAmazon Primeなど)、音楽アプリ、有料のオンラインサロンといったサブスクリプション(定額課金)契約です。

国民生活センターにも、「故人が契約したサブスクの請求を止めたいが、IDとパスワードがわからない」といった遺族からの切実な相談が多数寄せられています。

(参考データ出典:国民生活センター「今から考えておきたい『デジタル終活』」 https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20241120_1.html

サブスクリプションは、利用者が亡くなったからといって自動的に解約されることはありません。クレジットカードや銀行口座が凍結されない限り、遺産の中から毎月数千円〜数万円が引き落とされ続けることになります。遺族がその事実に気づくまで、数年にわたり無駄な出費(損失)が発生し続けるケースも珍しくありません。

危険性2:SNS放置による「アカウント乗っ取り」と詐欺被害

X(旧Twitter)やFacebook、InstagramといったSNSのアカウント放置にも、大きな危険が潜んでいます。

長期間ログインされていない放置アカウントは、悪意のある第三者による「乗っ取り」の格好の標的になります。もしも、アカウントが乗っ取られると、故人の名前とアイコンを使って、友人や知人へ詐欺サイトへの誘導リンクやスパムメッセージを送りつける「加害者」になってしまいます。残された遺族や友人にとって、これほど悲しく、心理的負担の大きいトラブルはありません。

各プラットフォームにおける追悼アカウント化と削除(退会)手続き

こうしたトラブルを防ぐためには、速やかにアカウントの削除(退会)、または「追悼アカウント」への移行手続きを行う必要があります。しかし、LDT株式会社の調査によれば、遺族の約20%が故人のスマホロックを解除できず、中身の確認を断念しています。

(参考データ出典:PR TIMES / LDT株式会社「デジタル遺品の実態調査」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000053069.html

パスワードが分からない状態での各社の手続きは、非常に煩雑です。

  • Facebook・Instagramの場合:遺族が専用フォームから申請することで、アカウントを完全に削除するか、「追悼アカウント」として残すかを選択できます。追悼アカウントにすると、誰もログインできなくなり乗っ取りを防げるため、故人を偲ぶ場所として安全に残すことができます。手続きには、死亡診断書などの公的書類のアップロードが必要です。
  • X(旧Twitter)の場合:Xには追悼アカウントの制度はなく、アカウントを停止・削除する手続きのみが可能です。遺族の身分証明書と故人の死亡証明書のコピーなどを提出し、プライバシーフォームから依頼を行うという手間がかかります。
  • 各種サブスクの解約:IDやパスワードが分からない場合は、各事業者のカスタマーサポートへ直接連絡し、「契約者が死亡したため解約したい」旨を伝え、戸籍謄本などの提出を求められるのが一般的です。

専門家による適切なアプローチでパニックを解決

パスワードが分からないからといって、心当たりのある数字をむやみに入力することは絶対に避けてください。無理なパスワード入力による初期化(データ消失)リスクがあります。

複雑なデジタル遺産の整理やサブスクの洗い出し、煩雑な解約・削除手続きに直面して「何から手をつければいいか分からない」とお悩みの方は、ぜひ当事務所へご相談ください。行政書士として、亡くなった方の財産調査(デジタル遺産目録の作成)から、各機関への解約・退会手続きのサポートまで、遺族の負担を軽減する適切なアプローチを提案いたします。

FAQ(この記事によくある質問と回答)

Q. 親のスマホが開かないので、とりあえずクレジットカード会社に連絡してカードを止めてしまえばサブスクも解約されますか?

A. クレジットカードを停止すれば引き落とし自体は止まりますが、サブスクの「契約」そのものが解約されるわけではありません。後日、サービス提供会社から未払い分の請求書(督促状)が遺族宛てに郵送されてくる可能性があるため、最終的には各サービス会社への退会(解約)手続きが必須となります。

Q. SNSのパスワードがたまたま分かりました。私がログインして「亡くなりました」と投稿し、そのまま削除しても良いですか?

A. パスワードが分かればご自身で削除操作を行うことは可能ですが、利用規約上、本人以外がログインして操作することを禁じているプラットフォームがほとんどです。トラブルを避けるためにも、正規の手続き(遺族からの死亡報告フォームを通じた削除依頼や追悼アカウント申請)を行うことを推奨します。

【大阪市旭区の暁行政書士事務所】

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