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デジタル遺品はどうする?おひとり様のスマホ・PCパスワード管理と死後の解約|大阪市旭区の終活

デジタル遺品はどうする?おひとり様のスマホ・PCパスワード管理と死後の解約

「自分が死んだ後、スマホの中身を誰かに見られるのは絶対に嫌だ!」「ネット銀行を使っているけれど、通帳がないから私が死んだら誰にも気づかれないかも…」

大阪市旭区にお住まいの「おひとり様」世代の皆様。今の時代、私たちの財産や人間関係の多くは、スマートフォンやパソコンの中に存在しています。しかし、持ち主が亡くなった後、ネット上の契約やデータ=「デジタル遺品」が、残された親族を深く悩ませる大きなトラブルの種になっていることをご存知でしょうか。

今回は、おひとり様が絶対にやっておくべきスマホ・PCのパスワード管理術と、死後の解約を確実に終わらせるための専門的な対策を行政書士が解説します。


【データで見る】8割以上が直面する「デジタル遺品」の壁

「誰かが適当に処分してくれるだろう」と思うのは非常に危険です。株式会社LIFULL(みんなの遺品整理)の調査によると、故人のデジタル遺品の整理において、「すべて完了させられた」と答えた遺族はわずか2割にとどまりました。

約3割の人が「途中で放置・諦めた」と回答しており、その最大の理由は「全容がわからず、パスワードも不明でどう対応していいか分からなかった(約6割)」というものです。

おひとり様の場合、事後処理を行うのは日頃から連絡を取っていない甥や姪、あるいは遠方の兄弟になることが多く、スマホのロックが解除できなければ、手続きは完全にストップしてしまいます。

参考データ出典:

  • みんなの遺品整理「故人とのデジタル遺品に関する会話、9割が「不十分」|約半数が生前に「特に備えていなかった」と回答」https://m-ihinseiri.jp/article-1/news/0004/

スマホのロックが開かないとどうなる?3つの恐怖

Apple(iPhone)やGoogle(Android)のセキュリティは非常に強固です。持ち主が亡くなったからといって、メーカーが簡単にロックを解除してくれることはありません。ロックが開かないと、以下のような事態に陥ります。

1. 有料サービス(サブスク)の請求が止まらない

動画配信サービス(Netflix等)、アプリの課金、クラウドの容量追加オプションなど、クレジットカード決済の契約は、解約手続きをしない限り請求が延々と続きます。死後、口座が凍結されるまでの間、無駄なお金が引き落とされ続けることになります。

2. ネット銀行・ネット証券の資産が消滅する

紙の通帳がないネット銀行(楽天銀行、住信SBIネット銀行など)や、スマホで取引するFX・暗号資産などは、スマホが開かないと存在自体に気づかれません。何百万円という資産が遺族に知らされないまま放置され、事実上の「休眠預金」となってしまうリスクがあります。

3. SNSアカウントが乗っ取られる

放置されたX(旧Twitter)やInstagram、Facebookなどのアカウントは、悪意のある第三者に乗っ取られ、詐欺のスパム発信源にされてしまう可能性があります。

おひとり様必須!パスワード管理の鉄則

これらの悲劇を防ぎ、自分のプライバシーも守るためには、元気な今のうちに以下の対策を行っておく必要があります。

① 「マスターキー」だけは絶対に紙で残す

一番重要なのは、「スマホの画面ロック解除コード」と「パソコンのログインパスワード」です。これさえ分かれば、後から手続きをする人がメールの履歴などから契約の全容を把握できます。エンディングノートや、重要書類を入れた封筒に、必ずこのコードを書き残してください。

② デジタル資産の「一覧表」を作る

すべてのサイトのIDやパスワードを書く必要はありません。大切なのは「どこに契約があるか(お金が絡むものは何か)」を一覧にしておくことです。

  • 金融関係: ○○ネット銀行、○○証券、PayPay残高など
  • 有料契約: Amazonプライム、月額のファンクラブ会費など これらをリスト化しておくだけで、死後の解約手続きは劇的にスムーズになります。

誰が解約するの?「死後事務委任契約」の活用

リストを作ったとして、おひとり様の場合、誰がその画面を見て解約手続きをしてくれるのでしょうか?疎遠な親族に「私のスマホを開いて解約してね」と頼むのは、お互いに精神的なハードルが高いものです。

そこで役立つのが、行政書士と結ぶ「死後事務委任契約(しごじむいにんけいやく)」です。元気なうちに当事務所と契約を結び、パスワードリスト(またはその保管場所の情報)を託していただきます。

万が一の際には、行政書士が代理人としてスマホやPCを立ち上げ(または各運営会社に法的な代理人として連絡し)、SNSの削除や追悼アカウント化、サブスクの解約、ネット銀行の残高照会と相続手続きへの引き継ぎなどを、確実に行います。

旭区の暁行政書士事務所へご相談ください

「見られたくない写真やデータは、死後に中身を見ずに物理破壊(初期化)してほしい」そのようなプライバシーに配慮したご契約も可能です。

デジタル遺品の整理は、現代の終活において「最優先事項」と言っても過言ではありません。大阪市旭区・千林大宮駅近くの暁行政書士事務所の所長は、ITエンジニアの登竜門である基本情報技術者試験(国家資格)に合格しております。あなたのプライバシーを厳守しつつ、確実なデジタル資産の引き継ぎ・処分をサポートいたします。まずは現状の整理から、一緒にはじめてみませんか?


FAQ(この記事によくある質問と回答)

Q1. 家族や代理人が、故人のIDとパスワードでネット銀行にログインして解約してもいいですか?

A. 絶対にNGです。故人になりすましてネット銀行にログインし、勝手にお金を送金したり解約したりする行為は、各金融機関の利用規約違反となるだけでなく、他の相続人との重大なトラブル(不正引き出しの疑いなど)に発展する可能性があります。パスワードはあくまで「口座の存在を確認するため」に使い、解約や出金は、必ず金融機関に「死亡の事実」を伝えた上で、正規の相続手続きを行ってください。

Q2. 死亡診断書を持っていけば、携帯ショップでスマホのロックを解除してくれますか?

A. 基本的には解除してくれません。 通信契約の解約(SIMの解約)は携帯ショップで可能ですが、端末自体の画面ロック(パスコード)の解除は、プライバシー保護の観点からキャリア(docomoやauなど)でもApple等のメーカーでも対応していません。強制初期化(中のデータが全て消える)しか方法がなくなります。

Q3. iPhoneの「故人アカウント管理連絡先」とは何ですか?

A. Appleが提供している機能で、事前に信頼できる人(連絡先)を登録しておくと、自分の死後にその人が特別なアクセスキーを使って、iCloud上の写真や連絡先などの一部データにアクセスできるようになる仕組みです。端末のロック解除コードを教えたくない場合などの生前対策の一つです。

【大阪市旭区の暁行政書士事務所】

当事務所では、相続や遺言書についてもサポートを行っております。
まずは一度、無料相談にて現状をお聞かせください。
電話:06-7164-2629
代表直通電話:090-9970-2321
※営業電話はご依頼者様のお声を聞く機会が減少しますので、お断りいたします。ご理解ください。
住所: 大阪市旭区中宮3-8-26(千林大宮駅 徒歩10分:(大宮商店街を直進、旭通商店街「食品館アプロ」様向かい・路面店舗1階))
対応エリア: 大阪市旭区、都島区、城東区、鶴見区、守口市など

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