イベント相談会で見えた、家族と事業を守るための“ちょっとした注意点”

先日、相続と事業経営を専門とする行政書士として、大阪市都島区で開催されたイベントで「相続・経営相談ブース」を担当しました。
当日は、「まだ先の話だと思っていた」「誰に聞けばいいかわからなかった」という方が多く来られ、短い時間ながらも真剣なご相談が続きました。
印象的だったのは、
どのご相談も“特別な人だけの問題”ではなかったということです。
相続、不動産、年金、副収入、家族関係、事業の将来——
少し状況が変わるだけで、誰の身にも起こり得る内容ばかりでした。
この記事では、実際の相談会で多かった内容をもとに、
「これは知っておくだけでも安心につながる」
そんなちょっとした注意点を、やさしくご紹介します。
目次
- ○ 相続・事業相談会での5つのご相談事例
- ・① 建設業の一人親方さんの相続・事業承継と経営環境の見直し
- ・② 年金受給者が業務委託収入を得ている場合の確定申告の注意点
- ・③ 未婚の母・養子縁組・離婚後に起こりやすい戸籍と相続の問題
- ・④ 不動産を所有している親の相続手続きで注意すべきポイント
- ・⑤ 大阪市旭区で不動産を売却する際に必要な手続き・費用・税金
- ○ 統計データから見る、大阪市旭区でも身近になった相続・不動産問題
- ○ 大阪市旭区の行政書士として、相続・事業相談で大切にしていること
- ○ 相続や不動産に不安がある方のためのチェックリスト
- ○ 相談してくださった皆さまへ
- ○ まとめ|大阪市旭区で相続や事業の相談は「早めの一歩」が安心につながります
- ・【大阪市旭区の暁行政書士事務所】
相続・事業相談会での5つのご相談事例
今回の相談会では、様々な方が参加されるということで、相続だけでなく事業経営についてもご相談を受け付けました。
行政書士は、補助金業務や資金繰りなどの事業経営に関わることもあります。
僕の場合は、FPとして資産管理やライフプランニングなどのお話も交えてお話させて頂きました。
その中から、5つの相談事例をご紹介いたします。
① 建設業の一人親方さんの相続・事業承継と経営環境の見直し
「この先も今の働き方で大丈夫でしょうか?」
建設業では、年齢を重ねても現場に立ち続けている方が多く、一人親方として頑張っておられる方も少なくありません。
ご相談では、
・インボイスを導入することによる影響と収入面
・帳簿の付け方
・将来の展望
・事業資金だけでなく個人資産について
といった点が話題になりました。
ポイントは「今の延長線で将来を考えないこと」。
事業の形、保険、年金、万一のときの家族への影響などを、一度整理するだけでも不安は大きく減ります。
INとOUTを考えて、整理することでよりよい答えが見つかると思います。
② 年金受給者が業務委託収入を得ている場合の確定申告の注意点
「確定申告って必要なんですか?」
最近増えているのが、年金を受け取りながら、業務委託や請負で収入を得ているケースです。
この場合、条件によっては確定申告が必要になります。
知らずにいると、
「後から税務署から連絡が来て驚いた」
ということにもなりかねません。
相談会では、税務の専門家である税理士をご紹介し、行政書士+税理士の連携で安心して進められる体制をご案内しました。
③ 未婚の母・養子縁組・離婚後に起こりやすい戸籍と相続の問題
「戸籍や相続はどうなるんでしょうか?」
家族の形が多様化する中で、婚姻・離婚・養子縁組・離縁が重なるケースも珍しくありません。
このような場合、
・子どもの法的な立場
・相続権の有無
・戸籍の記載内容
が分かりにくくなり、不安を抱える方が多いです。
大切なのは、
「感情」と「法律上の関係」を分けて整理すること。
制度を正しく知り、必要な手続きを行うことで、将来のトラブルは防げます。
④ 不動産を所有している親の相続手続きで注意すべきポイント
「何から手を付けたらいいかわからない」
相続相談で特に多いのが、不動産を含むケースです。
・相続人の確認
・遺産分割の進め方
・名義変更(相続登記)
どれも後回しにしがちですが、
そのままにしておくと、手続きがどんどん複雑になります。
「元気なうちに、話ができるうちに」
方向性だけでも決めておくことが、家族への思いやりになります。
⑤ 大阪市旭区で不動産を売却する際に必要な手続き・費用・税金
「売るときって、いくらかかるんですか?」
「旭区の実家をどうするか」というご相談も、年々増えています。
相続した不動産や、使わなくなった家を売却する際には、
・登記関係の手続き
・仲介手数料
・税金(譲渡所得税など)
などの費用が発生します。
「とりあえず不動産会社へ」ではなく、事前に全体像を知っておくことが、納得のいく売却につながります。
また、焦って売却すると良い条件での売却が難しくなります。
早めの余裕をもった計画で理想的な売却を実現しましょう。
統計データから見る、大阪市旭区でも身近になった相続・不動産問題
全国的な傾向は、大阪市旭区でも例外ではありません。
・相続財産の多くを不動産が占めている
・空き家は年々増加している
・高齢になっても働く人が増えている
といった傾向が明らかになっています。
つまり、相続・不動産・老後の収入問題は、「誰にとっても他人事ではない」ということです。
大阪市旭区の行政書士として、相続・事業相談で大切にしていること
相談会では、いきなり手続きを進めることはありません。
まず大切にしているのは、
・家族構成
・収入の状況
・不安に感じていること
・「本当はどうしたいか」
を丁寧にお聞きすることです。
「何を相談したらいいかわからない」それで大丈夫です。
話すことで、自然と整理されていきます。
相続や不動産に不安がある方のためのチェックリスト
・不動産や預貯金の内容を把握していますか?
・相続人が誰になるか、説明できますか?
・副収入がある場合、税金の確認をしていますか?
・家族に「何も伝えていない」状態になっていませんか?
1つでも気になる項目があれば、相談のタイミングかもしれません。
相談してくださった皆さまへ
相談会でお話しして感じたのは、
「不安を抱えたままの方が、本当に多い」ということでした。
そして同時に、
「話すだけで表情が和らぐ」
その瞬間を何度も見ました。
まとめ|大阪市旭区で相続や事業の相談は「早めの一歩」が安心につながります
相続や事業の話は、
「難しそう」「まだ先」と思われがちです。
でも、
少しでも早く、少しだけでも知っておくこと
それだけで、家族や事業を守れる可能性は大きく広がります。
今回の相談会が、
「考えるきっかけ」「動き出すきっかけ」
になっていれば、これほど嬉しいことはありません。
これからも、真面目に、そして親しみやすく。
皆さまの安心につながるお手伝いを続けていきます。
【大阪市旭区の暁行政書士事務所】
電話:06-7164-2629
代表への直通電話:090-9970-2321
※営業電話はご依頼者様のお声を聞く機会が減少しますので、お断りいたします。ご理解ください。
住所: 大阪市旭区中宮3-8-26(千林大宮駅 徒歩10分:(大宮商店街を直進、旭通商店街「食品館アプロ」様向かい・路面店舗1階))
対応エリア: 大阪市旭区、都島区、城東区、守口市など
★出張相談・オンライン相談も可能です